お久しぶり

2005年6月2日 (木)   ≪ トップページへ ≫

平成17年度に入って早6ヶ月。
この時期、今年度一体何をしたのだろう、と毎年思う。
やっと幾らかは自分も楽になるかと思いきや、片腕に育てつつあったメインのスタッフに突然辞めさせて頂きたいの話。

これまでも幾度となく経験して来た出来事とは云え、次なるスタッフが育ちあがっていない時期にというのは、初めての経験。
今時若者の有り様に遅れをとったのかもしれない。
T定規がパソコンになり、パソコン技量=設計技量とでもいうのであろうか。
嘆かわしいとばかりも云っておられないのかも。

替わりにイケメン的若者男性2人が新規参入。
真紀ちゃんを中心に手探り状態ではあるが、一生懸命私の云わんとする事を具現化するのに頑張っている。
若者の頑張っている姿って本当に美しいものだ。
絶対一人前にしてみせるから、弱音を吐くんじゃないゾと、心秘かに期しているのですが。

余り良い仕事状態ではありませんが、私どもを信じ、頼りにされておられるお客様に、精一杯の成果品を提示すべく、1件1件丁寧に仕事させて頂いております。

設計監理料って工事費の8%とお高くお思いかも知れませんが、相談から始まって、設計作業、見積り検討、業者選定折衝、そして週1回ペースの現場打ち合わせ会と約1~2年に及ぶ作業の代償。
事務所の維持と、スタッフ皆の生活の経費。
決して割りに会う仕事ではない筈なのですが、好きなのですネ。
あの引渡し時の感謝と喜びの辞がほとばしる時が。
建築をやっていて本当に良かった、と。
建築設計業の醍醐味です。
ましてや私共は女性の建築設計事務所。
女の私共をここまで信じ、信頼を寄せて頂いたとしたら、こんな名誉な事はありません。
いつも、何時もこんな思いで仕事させて頂いておりますが、10人10色の住まいなのに、何で一羽一絡げ的商品的住まいを造って仕舞われるのだろうと、不思議で仕方ありません。

人の気持って本当に理解し難いもの。
お一人お一人住まいを建てられるお客さまのお声をお聞き出来たらナといつも思います。

そんな神の声を待って、日々の仕事を全うしております。

お家を建てられる方何なりと相談掛けてください。
30年の女性の建築設計の立場から考えてみます。

と暫くぶりに気勢を吐いてみました。

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