家つくりに想う

2008年12月12日 (金)   ≪ トップページへ ≫

HPって誰が見てくれてるのでしょう。

あまり他人のHP見ることがないので、正直自分のサイトとて
誰がどの程度見ていてくれているのか解らない。

自分は、是非お家を建てられる方、当方のHP見て下さい、当社にご相談してみて
下さいの思いでHP立ち上げているのだが。

住いつくりの失敗例を耳にするたび、アァァァ!そこに落とし穴があったのにと
声を大にして言いたい時が沢山ある。
自分の物件とて、客から指摘され、何で?何でこうなるの?という事がしばしば。
ましてや大変な知識過剰気味なお施主さまとなれば、思いが先行して、自分なりの
ストーリーを作ってしまっている。

驚く、HP上での住宅設計コンペのお施主さまの要望は省エネとか断熱、換気
の事ばかり。
物理的性能のみ求めておられる。
何で、どうして、どんな住い方、どんな暮らしを求めてお家を建てようとなさって
いるのか全く推し量る術がない要求のみ。

物理的性能は技術的な問題。
先ずは貴方にとっての住い論、住まい方論をお聞かせ頂きたい。
そして敷地や予算、家族構成等諸々の諸条件を提示、そして懸念している事項を
キチンと伝えて、はじめてタタキ台的案が生まれる。

双方の考えをまとめるのにタタキ台なしで事が始まる筈がない。
なのにどこでどうなって仕舞うのか、どちらか一方の主導で一生一代の大仕事が
いとも簡単に成り立ってしまっている。

家を建てようとした、あの崇高な重大決意時はどこかに置き去られてしまう。
これが失敗の始まり。
それが営業さんの言葉であったり、業者さん、設計士さんの話であったり、自分通し
であったりと原因は様々。

家を建てる方がいて、はじめてプロジェクトが出来るのです。
家を建てる方、即ちお施主さんが格なのです、住み暮らさなくてはならないのです。
生活するのは貴方、住み続けなくてはならないのです。
大枚なお金を出費して。
大変な大事業なのです、住むだけではなく、暮らさなければならないのです。
そこに物理的性能ばかりでない、住まうことの哲学、思想が織り込まれないと
単なる住まう場、としてのみの空間になります。

生活、生き方は人それぞれ、当然その場としての空間は10人10色。
違ってしかり、違う筈なのです。
建築は個人j事業、扱う金額が桁外れ、宝石、洋服、車などの購入金のようなものでは
ありません。だから怖いのです。慎重の上にも慎重を期さなければならないのです。

人様の叡智を活用し、知恵を絞って、慎重にかつ英断をもって事に当たる
覚悟をもって取り組まねばならない大仕事なのです。

自分を見失う事なく、勝手な思い込み判断は極力避け、冷静かつ夢を描いて
楽しく、ワクワクしながら大いに人生の主役を演じてみて下さい。
自分のお金です。
大切に、存分にお使い下さい。貴方の夢、希望、願望を叶えるために。

家つくりとはそんなもの、又、そうあるべきものなのです。
ジックリ考え、勇断をもって取り組んでみて下さい。

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