改めて実感

2007年9月20日 (木)   ≪ トップページへ ≫

当事務所初めての工事完成現場内覧会が終わった。
近所の方がた、ご案内差し上げたかつてのお客さま、そして在来工法の会所属の
会員工務店さんや設計事務所、県の関係者さん多数お見え頂いた。
我が事務所スタッフの準備は大変なものだったが、よく頑張ってくれた。
事務所を閉じての9月13、14日の2日間、お天気にも恵まれ、外構が間に合わなかったが故
足場が悪かったにもかかわらず、皆さん熱心に見て頂き、本当に有難うございました。

若者向けの住まいで、しかも34坪という小住宅にもかかわらず、設備機器は頑張ってしまったので、坪単価は結構立派なものになってしまったが、建坪がもっと大きいものであれば、
坪単価もぐっとお手頃に成る筈。
共稼ぎである事、幼児を抱えている事とモダン、シンプルという若者の嗜好と、
バリアフリー、高断熱対応新外断熱工法、今時住宅設備機器、照明機器とは
如何なるものか等をテーマにした今回の作品。
狭いながらもより広く、効率よい間取りと工夫を施したものでもある。

住み手がより以上に住まいこなしてくれれば、さらにGOODなのであるが、どう住みこなして頂けるのやら。今後が楽しみです。

今回思ったのであるが、家相に準ずるとこんな建物になるのかという事。
東南の角からの入り口になると比較的西日を受け入れる案になります。
結構イケるものと今頃発見しました。
でもイヤ~西日の暑いこと。でも明るいこと絶品。
何が良い事で何が悪い事なのか。断じるものではないと知らされました。

若者とトコトン付き合った今回の現場。
イライラのしどうしだったが、ヒッソリ、ああやっぱり良いものだなと感心したこともしきり。
自分にとっても良い勉強になり刺激になりました。

在来工法って本当に良いものですネ。
業者さんはさぞ大変だろうと思いますが、住み手は一生の問題。
金額もバカにならないケタはずれの世界。
じっくり、一つ一つ噛み締めて納得いく建物にするべき。
在来工法はそれが出来る。他ではそうはいかない。
お家を建てられる方々、どうぞよ~く考えて下さい。
ご自分の家ですヨ。ご自分が住まう家ですヨ。
ひと様が貴方様の住まい感覚を解る筈がありません。
キチンと言わなくては。伝えなくては。
同じ家になる筈はありません。1戸1戸みな違います。
頑張って御自分の家をお建てになって下さい。
大枚なお金をお出しになって単に与えられた空間にお住まいになってしまうだけにならないように。
本当の意味での在来工法を見つめ直して頂けたらと思う。

自分風でない秘かに刺激を受けた今回の若者向け建築作業でより強く感じたものです。

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