姉歯建築士事件に想う

2005年11月25日 (金)   ≪ トップページへ ≫

一躍有名になった一級建築士。
姉歯建築設計事務所さん何たることをしてしまったのでしょう。
国家試験の中でも決して楽な資格ではないのに。
皆苦労しながらも一生懸命勉強し、努力に努力を重ねて取った資格なのに。
一瞬にして一級建築士の信用を失墜させてしまいましたネ。
有能な建築士さんが故なせる技だったのか。
これ程たくさんの仕事をこなしておられる方なのに。
なんで?
どうしてあんな事までして仕事を増やしたかったのだろう。
経済設計の有能な構造設計者として知れ渡ったのでしょうネ。
建築士としての誇り、理念はどこに消え失せたのか。
才能、技量を他人に利用される人間性に成り下がってしまっている事に気づかなかった本人の情けなさが悔やまれます。
私達建築家はそれまで培った技量、知識、信念でその専門性に頼って来られる方々の手助けにならんが為、日々頑張っているのでは。
金、金、金が全てのバロメーターに捉える兵には、毅然と立ち向い、本当を真剣に探し、事を成さんとするのがお金を頂戴する仕事の意味では。
本当に残念です。
一級建築士さん皆、姉歯さん的ではありません。
誘惑という落とし穴は此処かしこにあります。
夫々信念と誇りをもって建築士たる建築士を歩もうではありませんか。
何のかんの云っても第一に対応すべきはマンションオーナーさんが住民の意向に沿う事。後は国なり、建設業者なり、検査機関なり問題解決に紛争奮闘すべき。
頑張ってください。

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