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2011.11.11 考えたこと。

2011年11月11日 (金)

週の後半になって寒さをジワジワと感じるようになってきました。

事務所では今日から暖房のスイッチをONにし、
我が家では昨夜から炬燵のスイッチをONにしました。
そして私は、昨日から鼻血がでるようになってきたので、
空気も乾燥してきているのかもしれません。

皆様も体調を崩さないようにお気を付けください。

先日のことになりますが、山形の酒田・鶴岡方面へ行ってきました。

専門学校時代からの友人5人組で、
福島在住の友人たちとは震災以降の再会になりました。
みんなの無事は確認していたものの、やっぱり直接顔あわせると
ホッとした気持ちになり嬉しくなりました。

久々の再会に、つもる話はたくさんありましたが、
やはり3月の地震のときの話が多くなりました。

気仙沼に実家がある私は震災直後の避難したことの話、
福島の友人は、原発の風評被害の話が多かったように思いました。

宮城・福島と、其々の環境は違いますが、
今回の震災で大きく何かが変わったことは同じなんだなぁと感じました。

酒田・山居倉庫

酒田・山居倉庫

湯の浜の夕日

湯の浜の夕日

庄内映画村

庄内映画村

 

 

 

 

 

 

 

 

今日で震災から8カ月。
世の中のニュースでは復興の話題がとり上げられていますが、
現地では震災後からあまり変わらない部分も多く残っています。

私は震災後、月に1度は実家に顔を出していますが、
実家のあった場所は未だに水につかったままで、
家の跡地に近づけません。

うちあげられた船はだいぶ減り、メインの道路が中心部と通じたので
搬出などの交通の便は良くなりましたが、雨が降ったりすると、
道路が冠水してしまい通行止めになってしまいます。

最初は、 復興できるところからでも先に復興してもらって・・・  と
思っていましたが、半年以上も手つかずで残されている部分をみると、
我慢にも限界があるのになぁと思ったりして、とてももどかしくなります。

仮設住宅にいられる期間もきまっているのに、
その後のことがなにも見えないのはとても苦しいことです。

地元の方々は、そのことを表に出さないようにしていますが、
毎日の生活と震災の爪痕が隣り合わせにあるのです。

あの状況をみると、元にもどす為には長い時間がかかるんだろうなぁ
と、理解はできるのですが、だからこそ何年後にかはこうしますって
いう約束をしてもらえないのかなぁと思うのです。

そんなことを、震災後8カ月の今日、考えてみたのでした。

日曜日の午後

2011年8月8日 (月)

最近の気温の低さが心配ですといったばかりでしたが、
週末からは夏らしい気温になりました。

しかも、不安定な天気とかで、雷は鳴るし、時折雨が降るしで
湿度も上がって、一気に不快度数がUPしました。

もうすぐお盆休み。
もうちょっとだけ我慢です。

さて、そんな湿度たっぷりの日曜日の午後、
久々に仙台七夕をみてきました。
といっても、別の予定があって、そのついででしたが・・・。

今年は復興を願う飾りが多くて、
ニュースでもとりあげられていましたが、
仙台市内の小・中学生が折ってくれた鶴の大きな七夕飾りがあり、
白い鶴の吹き流しは、シンプルだけどとても綺麗でした。
そのほかにも、南三陸歌津中学校の生徒さんが作成した
七夕飾りもありました。

震災後ということもあり、いつもよりは質素に見えましたが、
たくさんの人の気持ちがこもった飾りが多かったような気がします。

私も短冊に「復興」の気持ちを込めて飾って来ました。

お昼頃だったので、アーケード内は大混雑で、気温が高いうえに
熱気もこもっていて、長時間いると具合が悪くなりそうだったので、
途中で抜けてしまいました。 

でも、いつもよりは歩いたほうかなぁと思います。

風になびいて綺麗でした

風になびいて綺麗でした

南三陸町から

南三陸町から

たくさんの折鶴

たくさんの折鶴

 

 

 

 

 

その後駅前へ移動して、パルコで開催されている
岡本太郎生誕100年企画展へ行きました。

そこには大阪博で有名な「太陽の塔」や、そのほか数点の
作品がありましたが、私が見たかったのは岡本太郎の
遺作といわれている「雷人」です。

そんなに大きな作品ではなかったのですが、
対面しているとドキドキしてワクワクした気持ちになったので、
暑い中、頑張って行った甲斐があったなぁと思いました。

ガチャガチャで当たりました。

ガチャガチャで当たりました。

週末は久々に随分と歩きまわったような気がします。

一部だけど七夕も見れたし、岡本太郎の作品も見れたし、
駅前ではガチャピンとムックも見ました。
勾当台まで足を延ばせば、もっといろいろ見れたんだろうなぁ。

もうすこし体力をつけなきゃ・・・。

願い

2011年7月14日 (木)

梅雨明けしたとたんに真夏のような天気が続いています。

節電でクーラーを止めています とお話しましたが、
さすがに体調を崩しそうになったので、ちょっと高めの
温度設定にしながらクーラーを使用しています。

今日は市役所へ行き、被災証明書の申し込みをしてきました。

我が家はTVが落下して壊れてしまい、食器がかなり割れて、
お気に入りの切子のグラスも無残な姿となってしまいました。

家財のり災ということで、り災届出証明申請書を提出。
その場で発行して頂きました。

これで実家へ帰省するときは、無料で自動車道を利用することが
できるようになりました。

さて、市役所の周辺がなにやら混雑しているなぁと思ったら、
週末の「東北六魂祭」準備の真っ最中でした。

市役所前の広場には大きなテントが張られ、
駐車場内には青森ねぶたが設置されていて、
たくさんの人が暑い中、準備で忙しそうでした。

週末はもっと混雑することになりそうですが、
なかなか体験できないイベントなので、私も楽しみにしています。

ちなみに私が一番気になっているのは、福島のわらじ祭りです。
大きいわらじが仙台へやってくるのかなぁ・・・。

祭りを楽しみにしている気持ちもありますが、
3.11の震災のことを心に、復興の願いをたくさん込めたいと思います。

出番待ち

出番待ち

言葉が出ませんでした。

2011年5月12日 (木)

以前は毎日更新していたブログを
最近はなかなか更新出来ずにいます。

忙しいからという理由ではなく、
何を書いたらいいのかものすごく考えてしまうからです。

前回のブログ更新から1カ月ほどが過ぎました。

その間、仙台では
地下鉄が泉中央まで開通したり、
東北新幹線が全線開通したり、
復興のニュースが流れていましたが、
その裏側では
まだライフラインが完全ではなかったり、
オープン出来ない店舗があったり、
そして震災時にお亡くなりになった方とのお別れがあったり、
震災の影響が深く残っている部分もあります。

そのことを考えると、まだまだ胸が締め付けられるような
苦しい気持ちでいっぱいになります。
もちろん、このままではいけないということも
わかっているのですが、とてもとても複雑な気持ちで
日々を過ごしているのです。

GWに実家のあった場所へ行ってきました。

2カ月が過ぎようとしているのに、
まだほとんどが手つかずでそのままの状態でした。
作業のための砂利敷き道路が出来ていたものの、
まだ街のいたるところに船が転がっていて、
本当にここが陸の上なのかと、とてもショックを受けました。

地盤が下がってしまったらしく、水が引かないため、
流されてしまった我が家の物を探すこともできず、
変わり果てた場所にただただ立っていることしかできませんでした。
両親が助かったのも奇跡のように思えました。

家が流されてなくなって、
いままでの過去のものも全て無くなってしまって、
自分の体のなかが空っぽになったような
言葉でうまくあらわせませんがそんな感じでした。

震災直後は、しっかりしなきゃと自分に言い聞かせていましたが、
現地で実際に風景をみると、いったいどうしたらいいのか、
なにが出来るのかわからなくなってしまいました。

それでも復興しようと、前に進もうとしている人がたくさんいて、
実際にその場にいなかった自分が、
落ち込んでいてはいけないなぁと反省。
でも、受けた衝撃があまりにも大きかったので、
元気になるまでにはもう少し時間がかかりそうなのですが・・・。

2カ月が過ぎた今もココロが晴れずにいますが、
今出来ることをやっていくしかないんでしょうね。

気仙沼の写真を一部載せました。
次回帰省するときには、もう少し水がひいているといいのですが・・・

船で通行止め

船で通行止め

船をくぐって鹿折地区へ

船をくぐって鹿折地区へ

実家があった場所

実家があった場所

やさしく広く

2011年3月3日 (木)

今日は桃の節句。

私には妹がいて2人姉妹なのですが、
実家には雛人形がなく、なぜかりっぱな兜飾りがあります。

小学生時代は友達の家にお呼ばれして、
賑やかに雛祭りの会をしたり、
7段もあるりっぱな雛人形をうらやましく思いましたが、
さすがにこの歳になると、いまさら雛人形でもないしなぁ・・・
と思ったりします。

実家にいた頃は晩御飯に、ちらし寿司とか手まり寿司とかが
出てきて、雛祭りの雰囲気はあったような気がします。
ひとりの生活ではそこまで手のこんだ料理はしませんが、
今日は、ひなあられぐらいは食べようかなぁ・・・。

今日、何気なくひらいたHPのなかで、
「ココロの富豪」 という言葉がありました。

最近イラッとすることが多くて、ココロが狭い私。
そうかぁ そうだよなぁと反省させられる素敵なお話でした。

しかし残念なことに、このスッキリとした気持ちを、上手に表現
する腕が私にはなく、うまく伝えられないのがもどかしいのですが、
目からウロコ で、ほんわかした気持ちになったのです。

ココロの富豪になれた証がもらえるように、
日々やさしい気持ちでいれたらいいのになぁ と、思うのでした。