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こんなにも失礼していたのかなー!

2015年1月15日 (木)

本日は2015年1月15日(木)、わがHPブログ更新しなきゃなと常々思っていたので、まさかこんなにも留守していたなんて露程にも考えていなかった。

光陰矢の如し、それにしても昨年一度もブログをしなかったとは、迂闊にも程がある。

私ってこの世に居なかったのか、はたまた休眠していたのかも。

そう云えば確か昨年2014年は満72歳、八方塞がりの当り年になっていた。

それが故か。仕事的には、那智ヶ丘の設計および現場監理で終始した1年ではあったが、思いっきり存分に仕事をさせて頂いたお施主様に感謝の1年でした。

客あっての自分、自分の是まで培ってきた世界観、技量、感
性を客の要請に使えるだけ使って答えねばならない。それが出
来た事、そんな機会に恵まれた昨年は充実した仕事環境でした
。仕事人としては有難い事です。

が、自分を取り巻く様々な組織環境、例えば建築士会、法人
会、ゾンタ等々、決して媚びる事無く、何事も信念をもって愛し、
120%与えられた職務を、私生活共々自然体でこなすという
私のスタンスを脆くも崩され、何か底知れない力が働いてとしか
思えない年廻りの重圧に襲われた感の昨年でした。

明けて2015年の今年、何故か気持ちが軽くって仕方無い。
何も変わらない筈なのに、何と云う事無く見るもの聞くもの全て
許せる。あんなに毛嫌い憎悪感を感じていたものが、何も感じ
ない。何なのこれ。

昨年暮れ養子縁組がなされ、私にも家族が出来た。
表面上何も変わらないのだ、どこか一抹の安堵と恐れが入り
混じって若干複雑な感はいがめないが、時間を掛けてじっくりゆ
っくり事に対処して行こうと思う。
これも気持ちの余裕がなせる技か。

今年3月国連防災会議が仙台の地で開催される。
東日本大震災5年目に向けてだ。
4年前の4月21日、この防災会議会場となる国際センターで、
第6回全国法人会女性部会全国フーラムin宮城大会が行われ
る筈だった。その責任者の一人として。急遽取り止め、幻の大
会となったが、大変な世の中になってしまった。
被災地東北仙台として何をどうすればよいかオタオタしている
間に4年の歳月が過ぎ去ってしまった。

まだあんな仮設住宅に居住している方達や、家族バラバラ避
難生活を強いられている方達が万といる。当事者になるかなら
ぬか紙一重だったのに、天と地の差の生活環境になってしまっ
た。運命としか言いようがないのかも。

建築士会女性部は被災者の’記憶の中の住い’という震災前
の住いを聞き取りし、図面化して差し上げるスバラシイ活動をお
こなっている。ゾンタとて、被災地の女性たちが何らかの形で自
立すべく頑張っている活動団体に、支援金助成活動を行ってい
る。 UIFAという世界女性建築家会議の団体でも、岩手県岩
泉や福島県郡山で、どこでもカフェという休息と語らいの場提供
の被災地支援活動を行い、これらの活動に出来得る限り自分も
行動を共にして、被災地の皆さんとの交流を図っている、が今
一つ物足りなさを感じていた。もっと何かやるべき事があるので
はの思いがしてならなかった。

今度、県地域型復興住宅協議会の一員である優良住宅在来
工法の会として、災害復興自立再建を試みている被災者住宅
建設の実情に於いて、何とか論外なメーカー価格に歯止めを打
つべく正規の価格帯で、自分たちで出来る最大の武器を駆使し
て、本来有るべき在来工法による住宅建設のお手伝いをしよう
の旗揚げを考えております。
本来の仕事で多少なりともお役に立つ事があればこんな幸せ
はない、お互いにとって有難いことになるのであれば、何かモ
ヤモヤしていた本当の支援が出来るのではと意気込んでいる
自分がいます。

人生最終稿に来ると自分の頑張って来た証が人様のお役に
たてる機会に恵まれること程幸せな事は無い。
本職外で今更花を咲かせたいとは思わない、受け止められる
能力のある若い人たちに、次なる道を歩んで行って頂ければそ
れに越したことは無い。
自分はむしろこの震災で人生を狂わされた方達の何かお支
え、お役立ちになる事あらば、専門職をもってホローアップ出来
ればと願うのみ。
物事すべからく下地があって成り立っているもの、次に来たる
者はそれを元手に、それを良くわきまえ感謝と尊厳をもって事に
対処して行って欲しい。
私は住宅建築設計という専門分野で最後まで全う出来たら
本望かも。自分の知識、技量、感性で対応出来る世界で世に
還元出来たらなと願う本年の自分です。

家族愛に見守られ、家族を幸せにすることに喜びを感じ、こ
れまで培った女性ならではの肌理細やかな配慮の行き届いた
、住宅建築設計技術知識を、被災者お住まい再建に有効活用
すべく動けたらな思う今年度です。宜しくお引き立て下さい。

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今年もいろいろありがとうございました。

2013年12月31日 (火)

 今年の新年ってどんな気持ちで迎えたったかな。
 来年こそはと年の瀬の今、心秘かに念じている。

 思いもよらぬ12月の14日(土)の早朝、たまに実行してい
た早朝散歩で足を滑らし、左手首を骨折してしまいました。

 私はかの絶景の地広瀬川河畔に歩いて5分の処に住ん
でいます。仙台という大都会にありながらこんな体に良い遊
歩道完備の広瀬川河畔を散策しない手はない、利用しない
ではバチ当りになると常々感じ入ってたのです。

 そんなことで時間的に余裕のある時など早起きした時には
スッピンでふかぶか帽子をかぶり、だれにも悟られないように
歩いてました。雁のファミリーに挨拶したり、発声練習をして
みたり様々な事をやりながらのお散歩は本当に気分爽快。
今日も頑張ろうの清々気持ちになるものです。

 そんな爽やか気分で今日一日に立ち向かうのだが、無残
な儚い日を受け止めねばならない日がなんと多かった事よ
か。デリカシーさえあれば何と云う事ないのでしょうが、許し
難い事象はそう簡単に拭い去ることは出来ず、怨念的私情
は自分だけでは処理しかねた。

 いろいろ気分的問題はかなり引きづってしまったが、いよ
いよもってネバならないことの対応が山積している。

 今後、この東北の惨劇をなんとかしなければならない世
界に身を置きつつ、本来の自分を頼って来られるお施主様
の意向実現の仕事を第一とし、人生集大成の一歩一歩を
整理して行きたいと思う。

 暮れの仕事場整理するたび本当によくスゴイ仕事をして
来たものだとつくづく思う、それだけどんなに多くの方々に
支えられ、助けられて来たものかを知る。有難いことです。
 本当に感謝、感謝。

 骨折して思うこと、左手首ちゃんをホローする為、右手は
勿論のこと、両肩、口、足皆それぞれ頑張ってくれている。
まるで自分の人生そのものである、
 何かが不自由していると出来るものがそれを補おうとして
くれる、嬉しい限りでした。

 今後も皆さんのお力添え頂いて精一杯私なりに頑張って
行こうと思う次第です。骨折が今年の厄落としになればと
願い、正月後の1日1日を意義深いものに成るよう来年も
ゆったりとこころ豊かな日々を送れるよう頑張ります。

 年内いろいろとありがとうございました。
 

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既存ストック建物活用を考えよう

2013年7月19日 (金)

過日、建築士会全建女協議会分科会におけるコメンテーターの報告で、とても感心した事があります。

それは、ストック建物の再生活用ということでコンバージョン(用途変更)し、古いオフィスビルを集合住宅に改修した例と、木造貸家住宅の既存建物をリノベーションして、小さな新しいコミニティの世界を造られた例の、報告です。

今現在活用し損なっていて、かつ建て替えには今一踏み出せないでいる建物のオーナーさん、一寸検討、研究の余地がありませんか。

そして、このような地道な建築計画相談は、女性建築士がうってつけです。これを機会に、私達女性建築士有志が一緒になって取り組んでみてみませんか。このようなご時世、既存ストック建物活用すると云う事はとても大切な、大事な事と思います。そしてそれは女性建築士ならではの仕事ではないかと感じ入っているところです。

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